AD-LIVE17 アドリブ2017

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2020.08.07

総合プロデューサー・鈴村健一より、「AD-LIVE 2020」公演形態変更について

皆さんこんにちは。AD-LIVE総合プロデューサーの鈴村健一です。
9月からの公演に向けて準備を進めている『AD-LIVE 2020』ですが、今回は無観客でのライブ配信に変更させていただくことにしました。映画館でのライブ・ビューイングは中止になります。

本会場や映画館での観劇を楽しみにお待ちいただいていた方々、すでに宿泊先や移動のチケットを手配していた方々もいらっしゃったと思います。ここにきての急な変更、本当に申し訳ありません。
公演チケットの払い戻しは対応させて頂きますので公式HP等をご確認ください。

新型コロナウィルスの感染状況が刻一刻と変わっていく中、あらゆる検討を重ねたのですが、会場に来ていただいた皆様の安全を100%確保することは難しいと判断しました。
そして、何よりAD-LIVEにとって大切な要素である、来ていただいた皆さんの歓声を自粛してもらうという状況を作らなければいけないことがコンテンツにとってマイナスにしかならないと想い、今回の決断に至りました。時には大笑いし、時には涙を流し、時にはツッコミを入れてもらったり、自由にリアクションしてもらうのがAD-LIVE。会場に一体感が生まれる最高の瞬間にお客さんがリアクション出来ないなんて悲しすぎます。
でも、ライブ配信であれば皆さんそれぞれの場所で、安全を確保してもらいつつ、大いに騒いでいただけます。
“自由にリアクション出来ること”
それこそがAD-LIVEの本来の形だと僕は思っています。過去ライブ配信での舞台を経験した僕の感じたことですが、「今、この瞬間観てくれている人がいる!」とイメージするだけで、とてつもない力が湧いてきたんです。お客さんの表情や声が直接届かなくても、皆さんと繋がっている感覚がしっかり感じられました。
だから!どうか皆さん!当日騒いでください!それぞれの場所で!そのリアクションは確実に出演者のみんなに届きます。

今、チームAD-LIVEはライブ配信ならではの映像作りをものすごい速度で構築中です。今回はリアル脱出ゲームでお馴染みのSCRAPさんとのコラボです。今年のAD-LIVEは舞台でありながらも映像作品として完全にシフトします。映像配信なら謎解き時の出演者の繊細な表情や、小道具などの作り込みの部分もしっかり見ることが出来ます。むしろ、今までとはひと味違ったAD-LIVEを作ることが出来るということで、スタッフ達の気合いも入っていて、打ち合わせもめちゃめちゃポジティブに進行中です。

さらに皆さんにもご心配頂いている、出演者をはじめとしたスタッフの安全についてですが、これも徹底的に対策をしています。ここでどんな対策かの全てはお伝えできませんが、当日の演出について少しだけ。今回ステージ上の出演者は近づくことができない演出になっています。ディスタンスを保ちながらドラマを進行していく仕掛けです。他にも今できる最大限の感染対策をしながら、演出クオリティも守る方法を、日々悩みながらではありますが、愉快に向き合っています。

そして、もう一つ・・・難しいのがビジネス面での戦いです(笑)。
AD-LIVEは何が起きるか分からない舞台なので、毎回、何が起きてもいいように、徹底的に準備をします。例えば、小道具。「もしかしたらこんなもの必要かも」と思ったものは用意して挑みます。結果、使われない小道具の多いこと多いこと(笑)。想像するだけでお金がかかりそうでしょう?普段のAD-LIVEでもこうやって予算と戦っているのに、コロナ対策で過去にはない予算を計上しなければいけません。ウチのスタッフがいかに経費削減の達人でもさすがに厳しい戦いです。おまけに配信での収入も未知数・・・。エンターテインメントで収益の話をするのもナンセンスな気もしていますが・・・これが現実です。でも、負けません!もうやると決めたらやるのです!倒れるなら前のめりで!なので・・・皆さんにお願いです!とにかく観て!あと、色んな人に宣伝して!配信だから観やすいよ!って!あと、アニプレックスさんからもBlu-rayやDVD、公演グッズもよろしくお願いしますと言われております(笑)。

というわけで、ここから本番までの時間は絶対に皆さんが観て良かったと思ってもらえるものを作るためにスタッフ一丸となって全力を尽くします。
全16公演、今までにない、今だからこそ出来るAD-LIVEをそれぞれ自由な場所で是非お楽しみください!

 
AD-LIVE総合プロデューサー 鈴村健一



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